赤染LIFE

自分の世界観を反映する

映画の感想

最近観た映画の感想です
君の名は。SAO観てないって人はバックしてください。


去年の夏に公開されたにも関わらず、観たのは今年の2月っていうね。よく上映されてたもんだな。
内容はというと、もうすっごく面白かった。周りの人が絶賛するのもリピーターが多いのも頷ける。映像だってすごく綺麗だったし、挿入歌のradも良かった。radはあんまし好きではなかったけど今回流れていた曲はどれも良かったのでまたradの曲を漁ってみようかなって思いました。
ストーリーは冷静に見れば『未来人が隕石の落下を通告してその被害を止める』だけの話なんだけど全体で見れば壮大な話になっていてボリュームもあったし、祖母の発言やプロローグでのセリフ、米噛み酒とかちゃんと伏線が張ってあってそれを一つの映画で全部回収してくる。凄すぎる...。本当に素晴らしい作品だと思いました。泣きはしなかったけど気持ちよく見ることができました。

SAO自体観るのは2年ぶりアニメ以来。
予告も設定も何も知らない状態で観に行きました。今回はVRじゃなくてARを中心とした舞台。にも関わらず、背景とかゲームシステムだとかが上手く描かれてて「そうそうこれがSAOだよな」っていうのを思い出した。大画面ということでバトルシーンの迫力はすごかった。最後のアインクラッド100層のボスでの過去キャラ集合も燃えたし、そしてアスナのマザーズロザリオ、あれは興奮した。
ただストーリーに関しては突っ込まざるを得ない。まず敵プレイヤーのEiji、最初は強キャラで大物かと思いきや一瞬で小物になり下がっちゃったじゃないですか。あれは良くなかった。そして敵の目的が残念。あのさあ、あの世界観でいずれはやる可能性もあるとは思ったけどさ、電脳世界に死人を生き返らせる話、僕はもうネウロでたっぷり堪能したんですよねー。てかネウロを読んでなくてもつまらん動機だと思う。その類の話は結構あると思うし勘のいい人はすぐ予測つくだろうしね。そもそも東京工業大の教授やってんならナーブキア解析して娘を救えよ。その描写があっても良かったんじゃないのって思いました。まーぶっちゃけアニメの書き下ろしスピンオフなんてこんなもんだよな、とある程度は割り切ってる。
それと完全に非リアの僻みでもあるけどキリトがアスナの胸に突っ込むシーン(言い方)、アレはどういう意図でやったんだ?シリアスなシーンでわざわざそんな演出するかね?サービスカットのつもりだろうが流れからして全然興奮とかしないし、不快でありました。(それにしても今回のアスナの胸は正直すげえ)
映画の終わりの告知、アレはアニメ3期のようですね。アリシゼーションでしょうか?いや、時系列考えるとまたオリジナルの可能性もあるな...
自分自身、SAOを楽しめなくなっている。アニメ観てた時はまだ高一で脳が幼稚だったから楽しめたけど、今は『僕が考えた最強の物語』、言って仕舞えば妄想を見せられてるような感じがするんですよ。アニメまたやるからそれはそれで観るけどさあ。
まっ、なにも考えずにボケーっと観るならこの映画はきっと誰でも楽しめると思います。あれです、きっと自分が歪んでるだけです。

SAO 65点
終わり。。。